まだ小さい子供が日常生活の中で歯ぎしりをしていて気になった事はありませんか?
歯ぎしりをしていると、ついつい「止めなさい」と叱ったりする親もいますが、
叱るとかえって逆効果になる恐れがあります。
ここでは歯ぎしりをする原因や、
歯医者に行くべきかどうかを判断できる内容を紹介していきます。
子供の歯ぎしりは〇〇が原因
大人も歯ぎしりをする事がありますが、子供も歯ぎしりをしてしまいます。
子供の歯ぎしりの原因はいくつか理由があります。
歯のかみ合わせが悪い
ストレス
そして
寝ている間の歯ぎしり
起きている間の歯ぎしり
これらも原因がありますが、どんな理由なのでしょうか?
歯のかみ合わせ
乳歯から永久歯に生え変わる時期に歯ぎしりをする子供がいます。
これはズレたかみ合わせを何とか自己修復しようとして歯ぎしりが起きます。
成長過程なので、永久歯が生えそろうと共に歯ぎしりも落ち着いてくる事が多いようです。
ただ全ての永久歯が生えそろったのに歯ぎしりをしていれば一度歯医者に相談してみましょう。
歯ぎしりと歯磨きの因果関係はありませんが、歯磨きはしっかりしましょう。

ストレス
出展:Pixabay
大人同様に子供もストレスを感じています。
言葉や表現が上手くない子供はストレスをため込んでしまい、
その結果歯ぎしりをしてしまうのですが、日常生活の中で大きく二つに分かれます。
睡眠中の歯ぎしり
歯ぎしりをする原因は大人のイビキと同じ様に出る事があります。
遊び疲れた夜だったり、心因性も可能性があります。
例えば、年下の赤ちゃんが生まれ、両親が子供に構っていられなくなるとそれがストレスとなり、睡眠中の歯ぎしりにつながる事があります。
指しゃぶりも同様と言われています。
ただ成長の過程で起きている場合も考えられます。
それは、歯の入れ替わりと同時に顎や骨など骨格など多くの調整が必要になるので、
無意識に調整している要因の一つとして歯ぎしりをしているとも言われます。
歯ぎしりをする時に大きい音が出る人もいますが、子供の場合は睡眠中に歯ぎしりをする事で
顎の調整やかみ合わせを合わせようとしているのです。
起きている時の歯ぎしり
貧乏ゆすりをする行為と同じと言われています。
何かに対して不安に感じたり、いら立ち、焦りを抑制しよう精神的なストレスと格闘している場合に起きます。
歯ぎしりがもたらす影響は?
子供の成長過程で無意識に歯ぎしりを行っていても、影響が出てきます。
ではどのような影響が出てくるのでしょうか?
歯の摩耗
強い力で歯と歯をすり合わせているので、歯が摩耗します。
表面だけでなく、神経部分など歯根までダメージが届くので歯が取れそうになることもあります。
顎の関節に炎症
顎の周りの筋肉を使うので、筋肉が常に緊張しており、休む間もないほどです。
これによって必要以上に負荷をかけるので、顎関節症を誘発する場合があります。
歯の神経へ影響
強い力で歯を食いしばり続けると、歯の中にある神経が炎症を起こしたり、壊死する事があります。
放置しておけば、歯茎の腫れ、痛みなど症状がでるので早めに歯医者へ相談する事をお勧めします。
歯医者での治療方法
歯科医で治療できる方法を調べてみました。
どんな治療方法があるのでしょうか?
マウスピース
ボクシング用ではありません。
歯列矯正に使用するマウスピースを使用する事で歯ぎしりの治療にも有効であると言われています。
マウスピースがあるので、直接歯へのダメージが減って歯が削れなくなったり神経への負担も減ります。
同時に顎へかかる負担も減るので一石二鳥!
寝ている間など最初は違和感を感じる子供が多いですが、慣れてきたら歯ぎしりも減り抑制効果が期待できます。
歯列矯正
出展:Pixabay
永久歯が生えそろっても歯ぎしりの癖が取れない時は歯列矯正を行います。
歯並びやかみ合わせを矯正すれば自然と歯ぎしりする癖が治っていきます。
まとめ
子供の歯ぎしりは
ストレス
かみ合わせが悪い
乳歯から永久歯へ生え変わり
成長過程
ストレス
などが原因で引き起こされるケースが多い事がわかりました。
成長過程なのであまり気になる必要はありませんが、
永久歯に生え変わった後も継続して歯ぎしりや歯を強くかむ癖がある場合は歯医者に相談してみましょう。
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